歯科医院の新年度の始め方
このページをご覧頂いている皆様、本年もwith屋を宜しくお願い致します。
さて、平成最後の年となる1月が来ました。皆様新しい年の初めをどのように過ごされましたでしょうか。お世話になっている医院で、年始のお話しがよく出たので、今回はそこにフォーカスして記事を書いてみます。
私がよくお話させていただく医院では12月で年度が終わる医院がある為、その場合1月からは新しい年度になります。
1月から新しい年度になる場合、始業日のミーティングで新しく始める取り組みについて、必ずお話をして頂いています。
もしスタッフの方が数名いらっしゃる医院で、これが出来ていなければ、危機感のアンテナを立てて頂いた方が良いかと思います。
「いやいや、そんなことしてないけど医業収入は伸びてるよ」という医院もあるかと思いますが、その成長は必然的なものではありません。たまたま周りに競合医院が出来なかったり、たまたま近くに大きなマンションが出来たり…成長が仕組み化されていない可能性が高いのです。
事業を維持、成長させ"続ける"為には、必然的な成長を生み出す仕組みが必要です。
私が以前にいた会社ではその仕組みを生み出すスキルを"見立てる"、"仕立てる"、"動かす"という3つのステップに大別していました。
これは、個人のスキルだけでなく、事業にも当てはまる部分が多いと考えています。
簡単に説明すると、下記のような事です。
- 「見立て」
目標を設定し、その目標と現状のギャップがなぜ起きているのかを見立て課題設定をする。
- 「仕立て」
課題を解決する施策を考え、どのように動かしていくかを企画する、
- 「動かす」
仕立てた企画を"徹底的に"やりきる為に、スタッフの方々やパートナー、時には患者様も含めて巻き込む。
さて、冒頭で申し上げた「新年度の始業ミーティングで新しい取組についてお話することが出来ていない場合、危機感のアンテナを」というのは何故か。
それは、これが出来ていない場合、
・年度目標が未設定(「見立て」が出来ていない)
・年度目標を達成する為の施策が未定(「仕立て」が出来ていない)
・年度目標を達成する為の施策を医院として取り組む体制にない(「動かす」が出来ていない)
のいずれかである可能性が高いからです。
これらの全て繋がっている事で初めて仕組み化されていきます。
見立ての無い仕立てはどんなに頑張ってもゴールに辿り着きませんし、仕立て無く動かしてばかりではスタッフの方々やパートナーは一貫性の無い指示に疲弊していきます。見立てや仕立てが良くても周りを動かす事が出来なければ一人で出来る事などちっぽけで、背負っている方(院長)はストレスや不満が溜まっていきます。
つまり、始業日のミーティングで新しい施策についてお話をして頂く事は、年度目標を立て、その為の施策を考え、院一丸となってそれを実現するために必要な事です。
もちろん、厳密に言えば翌日でも良いですし、代替出来るメソッドがある場合は、やりやすい方法でやって頂くのが良いと思います。
大切な事は、上記のように継続的な事業の成長、維持に対して必要な事が整理されており、実行に移せているか否か?です。
もしも、まだ昨年の振り返りもしていない、目標も立てていない、具体的な行動としての施策を決めかねている。という場合は、弊方でもサポートさせていただけます。
また、今好調の医院も、余裕のあるうちに仕組みを作っておくと、打ち手の選択肢が広く取れるので、ぜひご相談下さい。(歯と同じで、今悪くなくても、日々のメンテナンスが大切です)
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