マーケティングパートナー紹介

こちらのHPにマーケティングのお話を書き始めて、何度かご質問をいただいたことがあったので、もう少し自己開示をさせていただければと思いました。

特にご質問いただいたのは、「どんな人なの?」と「なんでリクルートで賞までもらったのに歯科の業界に来たの?」という2点でしたので、そのあたりを書かせていただきます。


東京都中野区出身で、転勤で2年半ほど大阪・兵庫にいたことがありますが、それ以外はずっと東京に住んでいます。

両親と妹と4人家族で育ってきました。

親の勧めで中学受験をし早稲田大学の系属中学校に入りましたが、音楽好きの両親の影響もあり、歌手を目指していました。

(妹も同じように歌手を目指し、2018年7月にメジャーデビューをして歌手になりました。)

なので、高校~大学までバンド活動をしながら、カラオケの“ガイドボーカル”のアルバイトをしたりしていましたが、周りが就職活動を始めたころ、私は喉を壊してしまい、歌手の道を諦めて周りに遅れること3か月ほどで就職活動を始めました。


教育サービスの企業に就職し、半年ほどで店長を任せていただくなど、自分の中では順調な社会人生活のスタートでしたが数年後に、他店の契約トラブルなどの問題で会社が倒産してしまいました。業界では最大手でしたが、本当に転げ落ちるようにあっという間に傾き潰れていきました。

最後の3か月ほど給料が出ない状態でしたが、信頼していただいているお客様を置いて逃げることも出来ず、一人暮らしのスタッフや海外から来ていた講師に食事を自腹で提供していると、あっという間に借金が膨らんで生きた心地がしなかったのを今でも鮮明に覚えています。

この時の経験から、倒産の恐ろしさや、その時の従業員のみじめさ、そういった事を経験する人を減らしたいと思ったのと、面接→採用→勤務を一番早く進めてくださったリクルートに中途入社しました。とにかく早く働いてお金を返済したかったのです。


働いてみると、リクルートはとても面白い会社で、今でこそ労働時間の規制なども厳しくなっていますが、当時中途入社した事業開発室というところは本当に24時間電気がついているような感じでした。それも強制されているのではなく、楽しんでやっていたようなところがあり、良い先輩や仲間と思い切り働けた時期でした。

この当時は医院、不動産、塾、カーメーカー・ディーラー、保険、携帯キャリア、葬儀社、飲食店、美容院など本当に色々な会社、お店のマーケティングのお手伝いをさせていただきました。業態によって儲かり方・稼ぎ方が違い、分からなかったので、本当にお客様に育てていただきました。


その後、suumoという媒体の営業をしながら、不動産のお客様のマーケティングサポートをしました。業界に特化している分、広告からマーケティングという視点に自分の視点が高まっていった時期で、賞も何度かいただきました。(当時はキャラクターのスーモをあしらったトロフィーが貰えて嬉しかったことを覚えています)

当時、リーマンショックの後だったこともあり、担当させていただく会社様はなんとか乗り越えていましたが業界に目を向けると倒産が数多く起きていました。そういう状況を見るにつれて、“個社”ではなく“業界”に対して何か出来ないだろうかと思うようになり、企画職に異動願を出しました。


企画職にはなれたものの、担当の媒体はsuumoからゼクシィに替わりました。ご存知の方もいるかと思いますが、ゼクシィは結婚情報誌です。業界としては対象となる人口の減少に加え、結婚式をする人も減って来ており、苦しい時期だったので、本当に何でもチャレンジして業界を盛り上げていく事を考えていました。色々と制約などもある中で、日本だけでなく海外ウェディングの企画も担当させていただいたりして、個社から業界という視点にもう一歩進めた時期でした。

その後マーケットプランナーとして、上場企業である顧客の業績回復のためのマーケティングサポートの仕事を、チームとして担当させていただきました。もちろん広告だけでなく、1000人近い従業員を抱える顧客の業務フローを紐解いてカスタマの嗜好に合わせて改善していくのは苦しくもありながら楽しい仕事でした。

その仕事が顧客の業績V字回復のお手伝いになったことで、リクルートホールディングスのマーケットプランナー・営業など3万人ほどの中から、”TOPGUN AWARD”という賞をいただきました。(顧客接点から新たな兆しを生み出した事例を表彰)

ABOUTのページで使っている写真はそのプロセス発表の際の写真です。


マーケティングの力で、苦しい業界や苦しい顧客の助けになる仕事をしたいと思っています。

それは過去の経験から、倒産する企業を減らしたいという気持ちに加えて、苦しい業界・苦しい顧客が提供するサービスや商品はどうしてもクオリティが下がりがちです。(鶏・卵で、クオリティが低いから苦しくなるケースもありますが…)

私が以前に担当していた業界も苦しくなるほどカスタマとのトラブルも増えますし、顧客が苦しくなるほど人員などのリソースが足りずに提供サービスのクオリティが下がるという事も起きがちでした。

マーケティングの力でそういった顧客が回復したり、良いサービスが増えていけば、その先にいるカスタマ(歯科で言えば患者様)も幸せに出来ると信じています。


何故、リクルートをやめて歯科の業界に飛び込ませていただいたのか。

リクルートは大好きな会社ですし、今も前職の仲間には仲良くしていただいていますが、リクルート社の媒体は幸せな人に向けた物が多いと感じています。

スーモで家を探す人も、ゼクシィで結婚式場を探す人も、余裕があるというか、それがなくても既に幸せな人達に、更に幸せになってもらうためのサービスです。

私個人としては、困っている人の為に自分の人生を使っていきたいと考えるようになっていました。

困っている人はどんな人だろうか…そしてそこに自分のマーケティングの力は活かせるかどうか、色々と考えていました。

そんな時、親がお医者様だという仲間と話していた時に、痛みや苦しみを抱えている人たちと、マッチする医院を繋いでいく事なら、マーケティングの力を使って貢献できそうだと考えました。

その後、勉強やヒアリングを進めていき、歯科が一番患者様に負(不安やモヤモヤ)が大きく、業界としてもマーケティングが必要なのではないかと考えて、歯科専門のマーケティングパートナーになる決意をしました。

しかし、歯科業界の主役は間違いなく歯科医師の先生方だと思っています。私はその変革の伴走者(パートナー)にしかなり得ないので、with you = with ya = with屋という屋号名でスタートしました。



その他、またご質問などいただきましたら加筆していきます。

with屋

歯科医院向けマーケティングパートナーのwith屋。 歯科医院のマーケティング改善の提案・伴走支援を行っています。 マーケティング戦略~企画・実行・改善までを支援し、一貫性ある患者コミュニケーション設計が可能です。 コンサルティング・アドバイザリーに閉じず、実装までを“提案の主体者”として伴走するため、「実行」のハードルが下がります。